ガールスカウト大阪府第21団

今年度65周年を迎えたガールスカウト大阪府第21団は野外活動が大好きで、10月にはコロナ禍で出来なかったキャンプをソロテントを使って楽しんできました。日常活動でも身近な自然に触れ、環境について学び子どもなりに「役立つ活動」に取り組んでいます。

ガールスカウト大阪府第21団のこれまでの取組紹介

今年度の取組につながるこれまでの取組をご紹介します。

昭和53年から毎年年初の活動は「七草摘み」です。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの7種の内、栽培植物であるスズナ・スズシロをヨメナ・ノビルに変えての7種類の野草を探し出して採取し、七草粥と吹田くわいも含むおせちとヨモギ餅を作っていただき、午後はお正月遊びをします。七草の中でもありそうで無いのがナズナとハコベです。

平成14年の暮れに「私たちの街の宝物」として吹田くわいについて学び、翌年春に水生植物であるこの植物が生育可能な場所で私たちが手軽に手入れのできるところ、片山公園に植えさせてもらい、見守ってきましたがこれも20年になります。

平成16年から始まった全国水環境調査(COD測定等)に平成17年から糸田川の水質調査をすることで参加しています。

平成19年からは川床に降りて採水する時にこの水辺に育つ植物の観察とゴミ拾いも始めました。ゴミの中でもレジ袋が海に流れ出て、ウミガメなどがえさのクラゲと間違えて飲み込み腸を詰まらせて死ぬことがあるということから、レジ袋の数に注目してきました。

平成22年は神崎川までの2㎞を50mごとに落ちている自転車や傘といった大きなものの他に何枚のレジ袋が落ちているかを数える調査をして、発表しました。その多さを何とかしたいとポスターを書いてフェンスに付けました。マイクロプラスチックの問題も指摘されるようになり、平成28年は741枚、29年は490枚もありましたが、徐々に減ってきました。先日も「まちなか水族館」の方々のご指導で糸田川のおさかな観察をしながらごみ拾いをしましたが、令和2年のレジ袋有料化の効果もあったのか、さすがにレジ袋は減りましたが、同じ「プラスチックゴミ」のお菓子の袋等はまだまだ落ちていました。

エコクラブ交流会で訪れたATCエコプラザではプラスチックも大切な資源の一つだということも学びました。
地球温暖化にかかわるCO₂の吸収についての「樹木の力」(グリーンカーボン)について学び、令和3年は「いずみ南公園」の78本の木の幹回りを計り、それらの木々の葉が1年間に光合成時に吸収するCO₂の量が149人の人間が1年間に呼吸することで吐き出すCO₂の量に当たることを調べました。令和4年はスカウトそれぞれの家庭で使う電気とガスの量からそれらが出すCO₂を吸収するために、自分のお気に入りの木が何本必要かを調べて、少々の木では到底間に合わないことが分かり、節電等の必要性を知ると同時に毎年協力している「緑の募金」の意義も確かめました。

今年は「CO₂排出削減」と「プラスチック資源回収」をキーワードに、それぞれの家庭の「燃えるゴミ」として出そうとしているものの中にどれだけプラマークがついたものがあるのかを調べ、確かに面倒だけど、分別回収されるようになれば積極的に協力しようと話し合いました。

地球温暖化で南極大陸の氷が解け 、 氷河が解けて海水面が上がり国土が海に沈んでしま事を心配する国もあることから、 地球を取り巻くCO₂の量を減らすためにCO₂の発生を減らすために何ができるかを考えました 。 紙を燃やさずに資源として再利用する ことに協力すること。そして、プラスチックも燃やさずに資源としてリサイクルすることに協力しようと考えました 。 ペットボトルと白トレイの回収拠点はたくさんあるのに、透明トレイ の回 場所はとても少なく、有っても何故か「卵パックはダメ」と書いてある といった状況です。 ほかに私たちが出すゴミの中にどれだけプラスチックのものがあるのかを「プラマーク」を目印に調べました。

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